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ヨハネス・フェルメール《デルフトの眺望》

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ヨハネス・フェルメール 《デルフトの眺望》

 

真贋論争のある数点を含めても37点しか現存しないフェルメールの作品のうち、2点しかない風景画の一つ。もう1点の《小路》と比べると風景画らしい広角の絵であり、フェルメールの作品の中ではやや浮いています。

 

やや広めに描かれた空、デルフトの街と川、そして左下には街で生活している人が描かれているシンプルな風景画ですが、街の建物への光のあて方や水面に映る姿の描き方はフェルメールらしさが見られます。

 

個人的にフェルメールの絵の中でもトップ3に入るくらい好きな絵なのですが、自分でもなぜここまで惹かれるのかイマイチわかっていません。

ただ、フェルメールの作品の中では珍しく題材がはっきりしていることが理由の一つと思っています。

なぜその作品を描いたのかはもちろんのこと、《真珠の耳飾りの少女》などの風俗画はそもそも誰を描いているのかわからないものが多いです。そんな中、フェルメールの故郷が描かれたこの絵は、謎の多いフェルメールの人となりが伝わってきそうな絵に観えるのです。

 

 

この作品はオランダのハーグにあるマウリッツハイス美術館に所蔵されており、《真珠の耳飾りの少女》、《ディアナとニンフたち》と同じ部屋に飾られています。

どれも素晴らしい作品なのに、やや狭い部屋の3方向をフェルメールで囲われているという贅沢な空間です。

 

ハーグにはアムステルダムから日帰り、または1泊する形で訪れるのが良いと思います。1泊するのであれば、ハーグからトラムや電車でも行けるデルフトにも足を延ばすと良いでしょう。(時間は少しかかりますが、景色も楽しめるトラムが個人的にはおすすめです)

 

デルフトの町の南側、駅の近くにはこの絵が描かれたとされる場所もあります。

↓は2016年夏に訪れた際の写真です。天気が良ければそれっぽい写真が撮れます。

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